酷暑の九州ツーリング 2021 1日目

昨年に引き続き、今年もTOKYO2020の関係で7月末に国民の祝日2日を加えた4連休が生成された。
こういう祝日に頼らないと長期休暇(と言ってもたかだか1週間だが…)が取りづらい日本の労働生活に嫌気がするのはいつものことで、1ヶ月くらいの休みが毎年欲しいなぁ、などと思いつつも、中3日間を有給休暇として1週間の休みが得られただけでも有り難い。

今年は九州へ行くことにした。

というより、昨年7月も九州に行く予定だったものが、令和2年7月豪雨によって計画変更せざるを得なかった。
九州の自然災害の多さには気の毒になるほど相変わらずだが、今年はなんとか行けるだろうと思い、ボクスターでは初となる九州上陸を目指した。

金曜日の仕事を終え、在宅勤務なのでそのまま自宅で夕食。
一気に旅の荷物をまとめて、一睡もせずに7/17(土)の0:30、ボクスターのエンジンを約2ヶ月ぶりに始動した。

例によって「九州を走る」こと以外は何も決めずに出発した。

ワクワク感でいっぱいかといえばそうでもない。
期待半分、不安半分。
そもそも車を運転する行為は何よりも好きだが、公道を走ること自体はリスク満載なので嫌でもいつも気が引き締まる。特に長距離ともなればなおさらだ。
まあそのお陰か、幸い今まで大きな事故には遭っていないので引き続き気をつける所存…
今回も安全運転を誓って旅に出た。

西進する。
先日、友人と中国地方に行った際は中央道で西進したが、今回はどうしようか。
悩みに悩んで、久々に東名を選択した。
この時間の新東名はトラックが多くて景色も単調でツマラナイし、中央道は先日走ったので単に消去法だ。
それに、今日の午後には日本屈指の高速ワインディング・ロードこと中国道が控えているので、東名はベストな選択だ。

目論見通り東名は快調そのもの。
いつも通りクルーズコントロールを速度誤差も加味して105km/hにセットして、ボクスター自身が走り続ける。

ちょうどこの時、F1イギリスGPのスプリント予選の予選をやっていたので、ラジオ的に流して走っていた。
テンションも上がり良い眠気覚ましになった。

4:30、浜名湖SAで1回目の休憩。

ここで一眠りする予定が、空に浮かぶ雲が美しい朝焼けに染まっていて、その静かな浜名湖の風景に見惚れてすっかり目が冴えてしまった…

その後は伊勢湾岸道を走り、ナガシマスパーランド前。

理由はないけどとりあえず毎回写真に収める光景だ。

新名神の土山SAもいつも寄るSA。ここで2回目の休憩として軽く仮眠。
いつもはここで給油しているのだが、ボクスターではもう少し先延ばしにしよう。
歩みは遅いが、いかんせん一睡もしていないし仕方ない…今日中に関門海峡を越えられれば良いので、のんびり安全第一で歩みを推める。

茨木千提寺PAで再び小休止を入れ、いよいよ中国道へ。

区間的には走ったことはあるものの、実は全線を走るのは今回が初。
前回九州へ行ったときは往復ともに大阪からフェリーに乗っていた。
日本屈指の高速ワインディング・ロードをボクスターで走ることが今日の楽しみだった。

勝央SAで4回目の休憩+朝食兼昼食+給油。

岡山県津山のご当地グルメという「ホルモンうどん」をいただいた。まあこれが不味いわけなく、満足の食事。

ここから先は本格的なワインディング区間。
正直、中央道みたいな感じかと思っていたが、
・中央道よりもさらにRのキツイコーナーの連続
・路面状態は中央道よりも良い
・景色もローカルな感じで中央道よりも好き(区間によっては単調だが)
・交通量も激少
と、噂に違わぬ楽しい高速道路だった。

まあいくら楽しい道といえども眠気を感じてきたので、吉和SAで5回目の休憩。

ここは中国道の中でも標高の高い場所に位置しているため、気温もいくらかマシだった…
昼食時に目星を付けておいた今宵の宿だが、考えながら走りつつ門司港に取った。

夕方、ようやく壇ノ浦PAに到着。なんだか予定よりだいぶ時間がかかってしまったな…

まあそれでも、ここから関門海峡を絶え間なく行き交う船を見ているのはとても楽しい。

壇ノ浦PAはリニューアルしているらしく、新しいレストランもオープンしていて以前来た時から変わっていた。
山口の食材が食べられるのは実質ラストチャンスだし、宿の周辺で食事処を探すのも面倒なので、ここで少し早めの夕食とした。

頼んだのは「ふくぶっかけ丼」

山口と言えばふぐ、という安易過ぎるチョイスではあるが、まあ私はそんなもの。
ところで「”フグ”じゃなくてなんで”フク”なの?」と思って気になって調べていたが、下関では”フク”と呼ぶ人が多いらしい。
“福”にかけて”フク”なんて話も書いてあったり、由来としては”フク”という発音が正しいとも書いてあったりするが、現代の標準語では”フグ”と定められている。

味は十分に美味しいけど、フグってそこまで味がするものでも無いし、丼に合うかと言われると微妙かも。
以前に萩でふぐ刺しを食べた時も似たような感想だった記憶が蘇ってきた…
でも、ボクの味覚の問題かもね(汗)
とはいえ満足な夕食だった。

関門海峡を眺めながら

さて、関門橋を渡っていよいよ九州へ上陸。

門司港の宿に到着し、軽く門司港を散策する。

奥に見えるのは関門橋。手前にはそこそこ大きな船が停泊している。
『銀河丸』という、日本丸や海王丸と並ぶ日本の練習船らしい。

14日にここ門司港に到着し、19日にここを出港するらしい。
近くまで寄って歩くことが出来たので、低く唸るエンジン音と共に軽く見学した。

対岸は本州、山口県。
時刻は夕暮れ時だ。

自宅から約1,000km、ひたすら走り続けて来て無事到着。
と言っても、ようやく旅のはじまりた。

対岸に沈む夕日を眺めていた。
釣り人と猫がいるだけで、門司港の施設も営業を終え観光客も去り、穏やかな時間が流れていた。

日没まで眺めていようか考えていたが、疲労もしていたので宿に歩いて戻りチェックインを済ませた。

さあ、明日からどうしようか。
来たは良いものの、何も考えていないし、九州は北海道と違って土地勘も薄い。
まあ、走っているだけで満足なのでそれで良いのだ…

2日目へ続く。

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