冬の北海道(道東)を巡る 4日目

冬の道東を巡る旅、4日目。最終日です。

この日は雲が優勢。
とは言え青空も見えており、決して悪い天気ではない。

まずは釧路市街にある春採湖公園へと向かう。

ヤリスのナビ下のスペースがスマホを置くのにピッタリ!全くズレない。

春採湖も有名な野鳥観察場所の1つとして知られている。

シジュウカラ
カケス

本当に短い滞在時間だったので、シジュウカラとカケスを撮影して撤収。

続いて向かったのは温根内ビジターセンター。

こちらも窓ガラスを見ればわかるように、野鳥観察を主眼に置かれたビジターセンター。
もちろん、釧路湿原の地質や様々なことが紹介されている。

また、釧路湿原唯一の木道のハイキングコースが設置されており、歩くことも出来る。
が、2021年3月31日までは工事のため通行止めとなっている。

誰もいなかったが、暖炉があったのでしばらく休憩していた。

そして駐車場へ戻る森林道で物音が聴こえたのでよく観察してみると、オオアカゲラを発見。

綺麗なピンク色をお腹にまとった鳥だ。

続いて鶴居村にある「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」へ。

ここは伊藤良孝氏が鶴の保護のため、タンチョウに給餌活動を続けてきた場所なのだそうだ。

それもあり、今でもたくさんのタンチョウがここを訪れる。

ツグミ

さて、時間も無くなってきた。

タンチョウサンクチュアリからはd829、d243と続けて走り、ホクレン 阿寒SSで最初で最後の給油。
エンプティランプが付いてからの給油だったが、満タンで650kmくらい走るみたいだ。
おまけにレギュラーなので満タンでも4000円弱。経済的だ。

そして目の前のセイコマート 阿寒店でホットシェフのおにぎり。

何度も言っているが、相変わらずの美味しさだ。

そして日没の時間だ。

そろそろ旅の締めくくりへと入る。

山花温泉リフレ」は以前の北海道GTでも訪れた温泉、再訪だ。

夕暮れ時に入る、氷点下の露天風呂はあいも変わらず最高のひとときだ。
あまりにゆっくりし過ぎてしまうと飛行機に乗り遅れてしまうので、後ろ髪を引かれながら風呂を出た。

車に戻り、4日間の旅を共にしてヤリスの車内を片付け、散らかった荷物をまとめた。

ヤリスを無事トヨタレンタカーに返却。
走行距離は665kmだった。

ヤリスは総じて良い車だった。
ややパワー不足感は否めないが、ドライバビリティは低くなく、乗り心地も静粛性も良い。エンブレもかなりよく効く。
ドライビングポジションも自由度が高く、テレスコピックも付いている。一時期のプリウスを考えたら信じられないほどだ。
デザインどうこう言う車ではないかもしれないが、フロントフェイスもフォード フォーカスのようでなかなか悪くない。
無意味でバッテリーに負担をかけるだけのアイドリングストップが付いていないのも良いし、燃費は22km/L前後だった。
オートハイビームやワンタッチウインカー(5回)も付いており、最安レンタカーとしてはなかなかの充実装備。
昨今の見にくいデジタルメーターが多い中、シンプルなデザインの見やすいアナログメーターも気に入った。

というわけで、別に指定したわけではないが幸運にもヤリスが割り当てられ大満足のレンタカーライフだった。

そして送迎車で釧路空港へ。

夕食を食べるほどお腹は空いていないので、なまらうまい豚という肉まんを頂いた。

中に豚の角煮とチーズが入っている。
それにしても、フォントが某HTBの有名テレビ番組を彷彿とさせるのが…(笑)

18:30発のADO/ANA 074便で羽田へと戻る。
乗車率は6割といったところだろう。
定刻で飛び立ったボーイング 737-700は、定刻よりも5分早く、羽田空港へ降り立った。

こうしてわずか4日間ではあったものの、冬の道東を巡る旅を終えた。

もともとのきっかけは28日が休みになったことで、毎年夏に訪れる北海道の冬景色を覗いてみたいという興味からだった。
それでまずは雪が少なく自然が数多く残る魅力的な道東から軽く偵察程度に、と考えていた。

しかし終えてみれば、夏に勝るとも劣らない素晴らしい旅の日々で、冬には冬ならではの美しい景色が広がっていた。
当初は美味しいもの食べて温泉浸かって、くらいに考えていたので、4日間では全く足りないほどの魅力が溢れていた。
それに加えて、レンタカーのヤリスは思いの外良く、道もドライ路面でドライビングも楽しめてしまった。

北海道の大自然は、春夏秋冬美しいのだろう。

雪が少ないとは言え、今回の旅の間で気温がプラスになることはなく、日中でも-3℃程度。
朝晩は-10℃を下回ることも珍しくない。
そのため、雪が少なく晴れる日の多い道東とは言え、防寒対策は欠かせない。

しかしきちんと準備さえすれば、素晴らしい日々が待っている。

冬の北海道は、東北の雪景色とも全く異なる。
これからも出来る限り時間を作り、なるべく多くの景色に逢いに行きたい。

(冬の道東を巡る旅、終わり。)

  • X