JAGUAR × LAND ROVERで行く群馬

7月最終日の2018年7月31日、これから始まる大学院の夏休みを前に、我々はタイムズカーレンタル池袋に向かった・・・

今回借りたのはJAGUAR XE S 3.0 & LAND ROVER Range Rover Sportの2台。
タイムズで「ジャガー・ランドローバーキャンペーン」なるものが始まったため、真っ先にこの2台と宿を予約したのだった。(現在は終了)

XE Sの心臓は3.0L V6+スーパーチャージャー。最高出力は驚異の380馬力。
Dセグメントに分類される比較的小柄な車体に強力なエンジンを乗せたホットなモデル。車両価格は約900万円。
比較対象にはAMG C43やAudi S4、BMW 340i等だろうが、その中では最も出力が高い。
それに加え、ドイツ御三家には無い魅力がある。ボディはシージアムブルーという深みのあるブルーで、英国車特有の美しさを持っている・・・
しかもこのXE S、ODOは数十kmという新車であった。

一方のレンジローバースポーツは3.0L V6ディーゼルターボ。
出力は258馬力、トルクは600N·mというディーゼルならではの強烈なトルクを生み出す。
車両価格は1,230万円。HSEがベースとなっているソリハルという限定グレードであったため、パノラマサンルーフや後席ディスプレイ、電動サイドステップ等、オプションが満載であった。ホントにレンタカーで良いのか?(汗)

インテリアも英国車特有のもの。
乗り込めばすぐに感じる上質なレザーの香り、素材・色・形状のすべてが圧倒的なセンスで仕立てられている。
決して派手さや艶めかしさで主張しないため、写真では地味とまで思えるものの、そこにいる人だけが感じられる気品に満ちた格式の高い空間。
ドイツ車も最近は英国的な雰囲気を作ってきているものの、こうしてホンモノの英国車を味わってしまうと、まだまだドイツ車では感じることが出来ないと思った。

英国車ならではの車内空間に感動しつつ、夕暮れの関越自動車道を北上。

途中で夕食を食べつつも、体感的には今までで圧倒的に最短で水上温泉へ到着。いやぁ、こんなクルマで旅したら最高だなぁ。

今日の宿は「水上温泉 水上館
着いた頃には日が落ちきっていた。
懐かしい匂いのする旅館で、温泉を満喫し、英国車談義に花を咲かせた。


2018年8月1日、2日目。素晴らしい天気だった。

XE Sのエキゾーストノートを聴きながら向かったのは谷川岳ロープウェイ。

ロープウェイで天神平駅まで上り、そこからさらにリフトで上る。
全く運動を必要としない、怠け者ルートだ。

上からの景色はこんな感じ。
今日から8月、これから夏の始まりを感じた。

その後はすぐ近くにある「土合駅」へ。

有名な駅なので知っている人も多いかと思うが、ここは日本一のモグラ駅として知られている。
駅舎のある地上から下りホームまでは高低差81m、おまけにエレベーターエスカレーターも無く、462段の階段を降りなければならないのだ!

この記事を書いている時点で忘れてしまったが、ホームの写真が無いし記憶も無いので、多分ホームまで歩かなかったんだと思う(笑)
今日はジャガー・ランドローバーの旅、素晴らしい移動手段があるのに歩いている場合じゃない(言い訳)

その後は水上駅で小休止。

「SLみなかみ」という列車が運行されていることもあり、駅前には転車台とD51が展示されていた。

水上駅を出発し、いくつかのワインディングロードで高い走行性能を確かめつつ、「野反湖」へ。

ここは野反ダムによって出来た人造湖。
しかしその景色はまるで自然に出来たかのようで、美しかった。

さて、クルマを返却しなければならないので帰路へ就きます。

向かったのはつまごいパノラマライン(通称:つまごいパノラマノルドシュライフェ)

ここではクルマを交換し、私がXE Sのステアリングを握ります。
驚くべきことにレンジローバーよりもしなやかな足回りで乗り心地の良いXE Sですが、パワーは圧倒的。
ひとたびアクセルを踏み込んだだけであっという間にイケナイ速度へ達します。
そしてそれに着いてくるレンジローバースポーツ(笑)

走行性能も去ることながら、英国車の魅力は五感で感じる”味”でしょう。
こうして佇んでいる姿が本当に素晴らしい。

英国製品好きの僕も未だにその魅力を言語化して伝えられません。ま、そもそも五感で感じられない人はそのままで良いと思ってますが(笑)
ファッションの世界でも、イタリアやフランスのブランドはみ〜んな大好きだけど、イギリスのブランドって人気無いでしょ?
好きな人だけの世界なのです^^

帰りはそのまま上信越自動車道経由で池袋へ。

こうして英国車2台による1日ちょっとの短い旅は幕を閉じました。
しかしながら、わずかこれだけでも英国車の魅力は十分に感じられたのも事実。
人生のアガリのクルマは英国車にしようと心に決めたのでした。

…って、まだまだ先ですが(汗)

(終わり)

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