満開のポピー畑と秩父華厳の滝

毎年何度も訪れている秩父ですが、今年はそのペースが少々落ちており、そろそろ秩父成分を補給しないといけないので秩父へと行ってきました。

当初は電車で向かう予定でしたが、予定変更、急遽車で秩父を目指します。
目的は秩父の有名な温泉の中の一つである「白寿の湯」と「満願の湯」へ入ること。
秩父の温泉はかなりいろいろなところへ行っていますが、この二つは有名にも関わらず未だに未入浴。
その目的だけを決め、あとは無計画で秩父へと向かうのです。

今回はどこへ向かうか車内で検討したところ、「秩父高原牧場」という牧場があり、そこのポピー畑が丁度満開を迎えたとのこと。
グッドタイミングにも程が有りますが、これも秩父の神に恵まれていると捉え、向かうことにしました。


秩父高原牧場の周辺は大渋滞でしたが、時間帯が早かったこともあり20分ほどで入場。

文字通り高原にある牧場には、辺り一面を埋め尽くす紅のポピーが咲き誇っていました。

この日の気温は30℃近く、その上人も多くてなかなかの暑さでしたが、同時に夏を感じる瞬間でもありました。
暑さに限界を迎えた我々は、屋台のかき氷を食べてクールダウンを試みるのでした(笑)


昼食をどこで食べるか作戦会議した結果、以前僕が個人的に訪れて気に入っていた「定峰峠の鬼うどん」に決定。
定峰峠へ向けて、窓全開で車を走らせます。
その頃、ポピー畑への入場列の距離は5km近くまで伸びており、間一髪。
我々が絶妙なタイミングで訪れた点も、秩父の神様に恵まれている証拠でしょうか(?)

定峰峠の鬼うどんはピリ辛のきんぴらごぼうがのった、コシのある細麺が特徴のぶっかけうどんです。
お値段1,200円と、食べる前は少々高いと感じるかもしれませんが、量も多く、味はもちろん最高に美味く、文句なしというわけです。
いやぁ、今日みたいに暑い日は冷やしぶっかけに限ります。
おまけにマスターから記念撮影をしてもらいアルバムに載せてもらえるので、我々も撮影して頂きました(笑)

食後は「白寿の湯」に向かい、入浴。

秩父の中でも屈指の濃い成分を誇る白寿の湯は、床にも析出した温泉成分が出来ており、それらを「千枚田」と呼ぶほどです。
少し微妙なロケーションながら、泉質はもちろん最高で良い経験となりました。

その後は続いて「満願の湯」

しかし、満願の湯のすぐちかくに「秩父華厳の滝」なるものがあることを発見。
名前からしていかにも二番煎じのショボそうな滝が予感されますが、とりあえず向かうことに。

1車線幅の狭い道を通り、秩父華厳の滝に到着すると予想以上の雰囲気の良さ。
車を降りると、先ほどとは打って変わって涼しい風に癒されます。

秩父華厳の滝はほとんど観光地化されておらず、滝へのアプローチは舗装どころか柵すら無い森の中の細道を進んでいきます。

森のパワーを全身に感じながら、滝の音に近づいていきます。

そして滝に到着すると、そこはオアシス。
パラオのジャングルの奥地にでも来たかのような美しさです(言い過ぎ?)

確かに滝の規模は本家華厳の滝には到底及びませんが、美しさはこちらの方が上。
個人的には本家超えです(笑)
観光地化されていないことほど素晴らしいことは無く、滝壺にも入り放題。
山の奥深くに流れる小さな滝は、「本当にここは秩父か?」とでも思わせるほどの別世界っぷり。
さっきのポピー畑とはうって変わり、誰一人いない中で全身にマイナスイオンを浴びます。

その後は立派な門構えの「満願の湯」に浸かり、滝を目の前に眺望する絶景の露天風呂をたっぷりと満喫します。

夕食には秩父名物「わらじカツ丼」を頂き、「これ以上大盛りのやつは食えないな」という意見で一致。

唯一の心残りは満願の湯のタオルが在庫切れで買えなかったこと。
まあ、また来るので良いです(笑)

というわけで、今回の秩父旅はあまり多くの写真を撮っていません。
私は写真家でもなければ、写真を目的に旅をしているわけでもないので、当然なのですが。
その上、秩父ともなれば写真を撮るのも忘れるほどに満喫しているわけですね(笑)

それにしても、行く度に新たな魅力を発見する秩父。
まだまだ見どころはたくさんあり、我々でもほんの一部しか魅力に気付けていないような気すらします。
次はいつになるかわかりませんが、夏までにはもう一度向かうことになるでしょう!

(満開のポピー畑と秩父華厳の滝、終わり。)

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