初夏の北海道ツーリング 2020 7日目

7日目、本日夕方のフェリーで北海道を離れるため、実質の最終日です。

ニセコノーザンリゾート・アンヌプリで朝食の後、チェックアウトです。

それにしても、なんちゅークルマの汚さ(汗)

ま、北海道を走るってのはこういうもんなので気にしませんが(笑)
乗らずに放置してホコリを被っているのは嫌いですが、走りまくって泥だらけになるのはむしろクルマ本来の姿とも言えるでしょう。
しかしボクスター、”ABA-“型式だけあってリア周りは煤の汚れも凄いですね…

さ、気にせずまずは近場の中速ワインディングロードであるニセコパノラマラインへ。
天気はイマイチ、というか霧がかかった感じ。

神仙沼レストハウスまで快走し、展望台へ。

霧がかっている空は次第に青空を見せてきました。いいね、いい感じ。

今日は道内最終日ということで、走りもほどほどに、ニセコの素晴らしい温泉に浸かることにしました。

まず向かったのはニセコパノラマライン途中にある「大湯沼」

硫黄臭の漂う沼です。
もともとここは間欠泉だったそうですが、明治時代に硫黄採掘に使われたため、今ではその姿を見ることは出来ません。

そのすぐ隣にある「交流促進センター雪秩父」に源泉が引かれており、素晴らしい泉質に素晴らしい自然のもと、大満足の入浴でした。
女湯には泥湯もあるらしく、羨ましい限りですが・・・

続いて向かったのは昨年訪れて素晴らしかった「黄金温泉

駐車場も少なく決して大きな湯船でも無いので、連休中で混んでいたら諦めようと思っていたのですが、なんとほとんど貸し切り状態。
いいんですかねぇ、こんな素晴らしい温泉を占有してしまって・・・

昨年までは隣で十割そばを提供していたのですが、2019年10月頃に閉業してしまったそう。
とっても美味しいと評判だっただけに、食べておけばよかったなぁ、と後悔先に立たずです(涙)

空もすっかりと晴れ渡り、ただただ「帰りたくねぇ・・・」という感情だけが沸き起こります。

そうは言っても現実は非情、気持ちよく晴れた羊蹄山を眺めながら支笏湖へ向かって走り出します。

昨年同様、道の駅ニセコビュープラザは大大混雑だったのであっさりとパスし、「道の駅真狩フラワーセンター」へ。

去年も同じような写真を撮っている気がしますが(笑)、最後のキリン ガラナです。

さ、支笏湖畔にある「丸駒温泉旅館」へと向かいます。

が、ここで残念。
最後の締めに丸駒温泉旅館にリベンジをしようと向かってきたのですが、連休中ということもあり駐車場へ並ぶ渋滞列が(汗)
「秘湯」とは一体・・・などと思いながら、待ってられないので残念ですがまた次回以降への宿題にします。

というわけで時間も余ったので、チンタラ走行が明白なR276で向かうのはツマラナイので、d141で海岸線に向かって南下しました。
d141はスタートは1.5車線幅の森林の中を行き、後半は2車線幅で中・高速コーナーの続くワインディング・ロード。
交通量も比較的少なく快走することが出来ました。こっちのほうが断然良いですね。

さて、この旅も終わりに近づいてきました。
いつものセイコーマートで港の作業風景を見下ろしながら、ラスト・ホットシェフ・おにぎりを食べます。

本州でのラストスパートに備え、ガソリンを入れ、苫小牧港へと向かいます。

19:00、車両とドライバーを載せた太平洋フェリーは仙台港へと向かいます。

苫小牧は、毎年美しい夕暮れで旅を締めくくってくれます。

美しい色彩に染まる空を眺めながら、船のエンジン音が響くデッキに立ち、北海道を見送りました。

今回の北海道ツーリングは前述の通りいろいろな事情が重なり、例年の9月ではなくこの時期に旅に出ました。
1週間前くらいに急遽決めた旅でしたが、いつも通り友人と楽しく走り回り、無事に終えることが出来ました。
いつもと同じような経路を辿りつつも、新たな場所や道にも出逢いましたし、時期が違うことで9月とは違った風景を見ることが出来ました。

ボクスターでは今回が初のロングツーリングとなりましたが、私なんぞが今さら評価するまでもなく、素晴らしいドライビング・エクスペリエンスを提供してくれます。
それから、屋根が開くというのも良いですね(笑)
なぜか私の回りの友人はオープンカー所有率が高くその魅力には気付いていたものの、改めて自分のクルマで大好きな北海道を走ると、その魅力はより一層色濃くなります。

相変わらずCOVID-19は人類にとって脅威ですので、もともと人のいない場所を目指す我々ですが、それでも対策はもちろん欠かせません。
ツーリングをする上でも、国の指針にきちんと従い、”3密”のない気を配った旅を心がけていく所存です。

(初夏の北海道ツーリング 2020、終わり)

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