【ドイツ旅行記】 〜ニュルブルクリンクを走るドイツ車編〜
「ニュルブルクリンクは世界中のクルマ好きが集まる”聖地”」と言いましたが、世界中のクルマ好きが集まれば世界中の車が集まります。
そんな中から、まずは”国産車”すなわちドイツ車を紹介します。
ドイツ車と言えば、ポルシェ、BMW、メルセデス、Audi、VW・・・どれも日本でも見かけるメーカーばかりですが、ニュルブルクリンクでは少し割合が違います。
3.8Lの自然吸気エンジンは9,000rpmまで回り、475HPを出力するエンジンに、瞬時に変速を完了させるPDKを組み合わせた現行型の911 GT3。
日本では2,000万円を越えるスポーツカーですが、ニュルブルクリンク周辺では大衆車の如くワンサカいます。金銭感覚がオカシくなってしまいそうですね。
で、GT3がたくさんいれば、こっちも結構いるのです。
GT3の自然吸気エンジンを4.0Lに排気量アップし、最高出力は500HP。大型のリアウイングなどのエアロダイナミクスに加え、GT3から10kg軽量化されたGT3 RS。
言うまでもなく高価な車ですが、国産車最強のサーキット仕様ということで、大人気です。(当たり前か^^;;)
続いて指向を変えて、こんな車。
こちらはMercedes-AMGの新作、C63Sの初回限定モデルであるEdition1。4.0LのV8ツインターボで510HP。
つや消しシルバーのボディと、エンブレムを取っ払ってしまうところが最高にクールです。
この車を紹介したら、流れでこっちも。
とっさに撮ったので酷い構図ですが、こちらもMercedes-AMGの新作であるGT。(GT Sもあるけど、キャリパーの色がレッドのはずだからこれは多分GT)
こちらもC63と基本的に同じ4.0L V8ツインターボを搭載。”S”ではないので最高出力462HP。
さらに指向を変えて、こちら。
こんなエコスーパーカー(?)だってニュルブルクリンクには来ます。静かですが、存在感は抜群。
ニュルでは地味ですが、大好きなのはこの車。
日本ではM3 カブリオレは正規輸入されていませんが、オープンが好まれる欧州では売れているモデルです。
サーキットを走れるパフォーマンスと、S54エンジンをオープンで楽しめる2つの魅力を持っています。
こんなカブリオレでもサーキットを走れてしまうところがニュルのオープンなところでしょうか。
最初見た時は「なんだこれ?」って思ったのですが、後で調べてわかったのはメルセデスのチューニングパーツを販売しているカールソンがSL65をベースにチューニングしたコンプリートカー、C25だそうです。
世界限定25台だとか・・・めちゃめちゃレアな車に出会ってました。
しかし、これでニュルを走るのは小市民ではクラッシュしないかヒヤヒヤしますね。
いろんな車が走っていますが、やっぱり一番多いのはポルシェとBMW M3。
やはりポルシェやBMW Mは、アップダウンとコーナーが連続するニュルブルクリンクには最適のようで、まるで檻から放たれた動物のように生き生きとしています。