大井川鐵道 SL乗車記

先日予定していた東北の旅が台風11号の影響で中止になったこともあり、友だちの18きっぷを利用してどこかに行こうと計画していました。

その中でボクが挙げた候補は大井川鐵道のSL、わたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車でした。

しかし調べてみるとわたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車は本日(8/29)の運行はないらしく、友だちも大井川鐵道が良いということなので、大井川鐵道に決定!

真岡鐵道のSLもおか号、春には秩父鉄道のSLパレオエクスプレスとすっかりSLの魅力にハマってしまったのでとても楽しみにしていました。
しかし天気は例によって曇り時々雨・・・

秋葉原に6時半に集合し、東京から電車を乗り継ぐこと4時間、金谷駅に到着です。

18キッパーにとって東海道線の静岡区間は地獄だと言われていますが、その理由がなんとなくですがわかりました。
問題は乗車時間ではなく、景色が単調なこととそこそこ混雑しているのが理由だと思います。

SLの発車駅は金谷駅ではなく、隣の新金谷駅なので普通列車で一駅先を目指します。

大井川鐵道の車両は他の鉄道会社から譲渡されたものだそうですが、これはどこの車両でしょうか・・・
鉄道の旅は好きですが、知識が全くありません・・・

車内は全席ボックス席。背もたれの角度がゆったり仕様だ。

新金谷駅に到着すると、すでにSLは入線して出発の時を待っていました。

何度見ても、漆黒を纏った車体は格好良いです。

今回客車を牽引するのはC11 190。

昭和15年の製造だそうです。

大井川鐵道のSLの魅力はこの旧客車でもあると思います。

こちらの客車も昭和15年の製造で、当時から全く変わらぬ姿で保存されています。
車体は木製で、床も当然フローリング。
エアコンなんてもちろんありません。
この旧客車の醸し出す雰囲気が最高に旅情を感じさせてくれます。

走りだすと、大井川に沿って北上していきます。

♪今は山中 今は浜
♪今は鉄橋渡るぞと
♪思う間も無くトンネルの
♪闇を通って広野原

こちらは塩郷の吊橋です。

なかなか高くて、高所恐怖症の人にはキツそうですね〜
今回は時間が無いのでパスです。

汽車は汽笛を轟かせながら、終点の千頭駅を目指します・・・

終点の千頭駅に到着。

なんだか人だかりができていて、何かと思って行ってみると・・・

トーマスだ!!!

実物大だとなんか怖い!(笑)

でもアニメの世界の乗り物が本物のSLで再現されているなんて感動しますね。
実は、僕達が乗ってきた普通のSLは当日券が買えたのですが、トーマスは8月中はずっと予約で一杯でした。
経営の厳しいローカル線なので、こうして人が来てくれることは嬉しいですね。

C11 190を正面から。

トーマスフェスは人が多くて大変なので、ここで千頭駅を後にします。

ここから一駅隣りの駅まで歩きます。

歩き出すと先ほどまでの賑やかさは一気に消え、静かな道を歩いていきます。

大蛇のレール

崎平駅に到着です。

少しボーッとしていると、遠くから汽車の汽笛が聞こえたので撮影しようと構えていると、なんとトーマスだった!(すごい違和感!)

実は前日にいろいろ調べていたら、ここ崎平駅はdocomoのCMにも使われた場所でした。
というわけでせっかくなので同じようなアングルで撮影してみました。

崎平駅、とても静かで素敵な場所でした。

ここから普通列車に乗り、川根温泉笹間渡駅を目指します。

川根温泉は日本でも数少ない、「SLの見える露天風呂」が売りです。
実際僕達も丁度SLが通る時間帯に露天風呂に入れたので、裸でSLに手を振りました(笑)
どんな場所かは「川根温泉」でGoogle画像検索していただければわかりますが、おっさんの裸の写真が出てくるので気をつけて(笑)

川根温泉内にある食堂で食事。

まつり丼だったかな?とても美味しかったです。

川根温泉笹間渡に戻り、最後の列車に乗り、終点の金谷駅に戻ります・・・

金谷駅に到着。

最初は座れなかったのですが、地元の女子高生が次で降りるからと譲ってくれました。

車の旅の魅力が”自由”ならば、鉄道の旅の魅力って”そこに住む人々を知ること”ではないでしょうか。

というわけで大井川鐵道の旅を終え、千頭駅から再び東海道線を乗り継ぎ、東京駅を目指します。

途中の熱海でとうとう誘惑に負け、グリーン券を買ってしまいました・・・(おかげで帰りはとても快適でした)

人生で3回目のSLは大井川鐵道だったわけですが、やはり鉄道の旅も良いものです。

次はどこに行こうか・・・(SL全国制覇なんていいかなぁ・・・まだまだ先は遠いけど 笑)

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